2015年5月21日木曜日

伊香保森林公園の蒸し湯跡

伊香保森林公園の奥地にある蒸し湯跡。

ここは 大正時代の初期まで天然の蒸気が噴き出していて

蒸し湯として大勢の人で賑わっていたそう。


交通手段もあまり整っていない時代に登山をして

入る蒸し湯はさぞ気持ちよかったことでしょう。


看板によると旅館が四軒もあったとのことで、

こんな山の奥地に旅館が四軒もあったことに驚きです。


周りを見渡しても旅館があったであろうスペースは一つだけ。


あとは急こう配の斜面ばかりで、どこにあと三軒の旅館が立っていたのかは謎です。


旅館が四軒もあったのであれば、この辺りはもっと開けていて

道もしっかりと整備されていたはずですが、この百年余りで

木々が生い茂る山林に変わってしまったのかもしれません。



天然噴出は止まってしまいましたが、伊香保の温泉街からも

近いので、小さな小屋で蒸し湯を復活させてみるのも

面白いかもしれませんね。