伊香保森林公園の奥地にある蒸し湯跡。
蒸し湯として大勢の人で賑わっていたそう。
交通手段もあまり整っていない時代に登山をして
入る蒸し湯はさぞ気持ちよかったことでしょう。
看板によると旅館が四軒もあったとのことで、
こんな山の奥地に旅館が四軒もあったことに驚きです。
周りを見渡しても旅館があったであろうスペースは一つだけ。
あとは急こう配の斜面ばかりで、どこにあと三軒の旅館が立っていたのかは謎です。
旅館が四軒もあったのであれば、この辺りはもっと開けていて
道もしっかりと整備されていたはずですが、この百年余りで
木々が生い茂る山林に変わってしまったのかもしれません。
天然噴出は止まってしまいましたが、伊香保の温泉街からも
近いので、小さな小屋で蒸し湯を復活させてみるのも
面白いかもしれませんね。